2020年03月28日

DOA準備編 電動コマ図ホルダーを作る

DOAとはDoor of Adventureの略で、特殊な地図を頼りに要所を巡るオートバイのラリーイベント。と言っても、ガチレースじゃなくてユルユル系のエンジョイイベント(らしい)。なんでも参加者の過半数は前夜祭&キャンプで自分にどれだけ遊び心があるか?を競い合うのを楽しみにしているらしい。※偏見です

今年の4月に体験イベント的な前夜祭+1dayラリーが千葉県の房総半島で開催されるとの事で、阿蘇ガレージを拠点とするユルユル系バイク遊び仲間「!!!クラブトリプルコーション!!!」から4人エントリー。片道約1200kmの遠征をして、遊び倒そうではないか。ラリーの200kmが短く感じるなw

特殊地図(コマ図)を辿っていくという点では自転車のブルべに近いものがあるけど、大きく違う点は地図は現地で渡される&終了時に返却するという点。なので、事前にルートを調べておくことができない、そして地図のサイズが決まっている。ということは、自転車よりも高いスピードで走行しながら効率よく地図を送り、初見でスムーズに道を辿らなければならない。

これは腕がなるぜ〜

手動のコマ図ホルダーは前に自転車ブルべ用のを作った事があるので、ゼロからのスタートではない。ぼんやりと、どうすれば良いかのイメージだけはある。

まずは1にも2にも、箱(ケース)が重要。ちょうど良いケースを探すのが一番大変。
コマ図の幅がA5(縦)の横幅148mmと決まってるので、それプラス駆動系を納める幅、縦はコマ図を何行表示させるか、深さはこれと言って基準になるものが思い当たらない・・・ので、完成度の高い既製品を採寸。
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模倣です、模倣。あ、そうそう、これはDIYの真理なんだけど、今回は ないちん工場史上最も「買った方が安くて早い」案件となっております。まあ、分かってて着手したんだけど。

手ッ取り早く使えそうな、透明扉付きの防水ボックスで試みたものの、なんかしっくりこない。
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幅が広すぎて奥行きが狭すぎて、重い。電動コマ図ホルダーとして最低限の機能は満たしていて、使えなくもないけど・・


そこからしばらく箱探しの旅が始まる。
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使えそうなサイズを見つけては買い、見つけては買い・・倉庫の肥やしへ。備蓄ですよ備蓄。

う〜む・・・よし!作ろう!自分で作ればジャストサイズだよね。This is最高に丁度良いやつ。ま、1コ前の記事を見る人が見れば「あいつ箱作ったな!」とバレていることでしょうけど(笑)

1.5mm厚のアルミプレートを調達。
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作図したものをプレートに貼って、
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フライス盤とバンドソーを駆使してカット。
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単純な作図は直接ケガいて、
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フライス盤でカット。
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それを金属板折り曲げマシーンで、説明書を読みながら(笑)
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なかなか良いではないか♪
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軽くフィッティング。良いではないか♪
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フランジを付けて、再フィッティング。
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将来的にはアルミ溶接ができるようになりたいけど、とりあえずの接着剤で。
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売り文句は「ネジ・リベット・溶接に代わる構造物接合に」。これは期待できそう!シランケド。耐衝撃とも書いてあるし、ね?(誰に言ってんだ?)


クランプで固定し、一晩熟成・・zzz
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ちょっと保険かけてL字アングルを当ててるところがないちん工場クオリティ
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コンコンと叩いた感じでは結構しっかり付いてそう。

だけど、念には念を入れて、金属パテ盛り
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工具のストレートで硬化見本をガリガリ触って購入。Amazonでも買えるみたい。


取説通り規定分量をネリネリして、こうやって付けて、、テーテッテレー♪
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同じくストレートで買ったヘラでペタペタと。まぁまぁムズい。
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これにて箱作りは完了。やっとスタートライン。
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さて次は軸受け部分。ベアリングを仕込みたいのでそういうパーツ作り。何て呼ぶのかな?カラー?
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この素材(POM)、少し粘りがあってドリルで穴を開けると少し戻る。押し広げられたのが、ドリルを抜くと元に戻る感じ。デジタルノギスで測っても計測誤差かな?程度のごくわずかな戻り。これがベアリング保持具となると実にちょうど良い。アルミなんかだと10mm径のベアリング受けに10mmのドリルで開けるとガバガバになっちゃうけど、POMだと握力では圧入できない程度にキツくなる。

で、ベアリング保持具を保持する、ベアリング保持具保持具も作成。
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こんな風に反対側からパチッと留める。
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たくさん作ったなぁ・・
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途中で仕様変更して半分無駄になった(涙)

シャフトは試作機1号のものを手直しして利用。
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モーター台座もお手製で。
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正確な位置への穴あけ、最も不得意とするところ。ポンチ打ったりフライスで位置合わせをしてもドリルを押し当てたらグニョンってズレるんだよなぁ。これはマシンがしょぼいのか、ドリルがしょぼいのか・・

何とかうまく穴が開いた。
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モータープーリーも作って(あとで作り直した)、
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モーター部、完成!
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駆動ベルトは色々と試行錯誤する予定だったので(実際した)、長〜いものを購入。
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モーターのプーリーは、ベルトの噛み方と接触面積を考慮して大径化&溝の形状をV字に修正。
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駆動は巻き取りシャフトの方ではなく、ガイドシャフトの方で送る仕様にした。ピンク色の物は紙のグリップを高めるためにゴムチューブを装着したもの。燃料用ホース切売り内径8mm。
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一応、日没対策で照明も仕込む。
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このテのものが店頭価格でこの値段とはずいぶんと安くなったなぁ

ピカーーー!あっかる〜いナショナル♪(古
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切って貼るだけって結構すごくない?これで12v対応だったら全くの手間いらずなんだけどネ
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とりあえず装着。
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そして、組み立て。
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あ、蓋の準備を忘れてた・・防水パッキンを淵へ貼付け
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板曲げマシーン記事の時に曲げたアクリル板を乗せて、
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ゴムベルトでビシィ!と装着
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ちゃんと動いたぜ!※最後までご覧ください


バイクへの取付と、手元スイッチ類、電源確保はまだだったりして〜(笑)
工場長の戦いはこれからだ!

※これはオーダーを受け付けておりません。絶対嫌です。でも溶接機を譲ってくれる方がいらっしゃいましたら考えます。
ラベル:Team物欲 旋盤 DIY doa
posted by ないちん工場長 at 12:12| Comment(6) | 作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月25日

板を曲げたい

“工作をしている時に思うこと”不動の1位は「溶接機欲しいなぁ」なんだけど、私の脳内で根強い人気を誇るもう一つは「板を曲げたいなぁ」である。先日、ついカッとなってそれを実現してしまったのでここに報告します。後悔はしていない。

ちなみに、溶接機欲しい欲しいと言っているけれど、溶接をした経験は1秒たりともありません。でもTIG溶接機でアルミの溶接をしたい。実は電気工事士の資格を取るに至ったキッカケは溶接機を導入する為に200V引きたい→へー、分電盤設置したり電気工事するには資格が必要なんだー!だったりします。

■まずは金属板を曲げるマシーン

HOZAN K-130
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シンプルな構造でその気になれば作れなくもなさそうだけど、剛性と精度を考えたら買ってもいいかな?的な。溶接機が使えるようになったら改良版みたいなのを作ってみたい。
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曲げ角度ゲージが付いてはいるものの、
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自分でシールを貼る方式なので、目安程度かねぇ(笑)
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板の押さえにスリットが入っていて、規定サイズのBOX制作ができるのがウリなんだけど、
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それが災いして剛性が低くなっているという改造記事を見つけたので、使用前に補強を。

端材のL字アングルをカットして、
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穴を開けて、
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現物合わせでマーキング。
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タップを切って、
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ボルトで固定。これで多少はマシになるでしょう。
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使い方はまず板を挟んで、谷折りの部分を黒い押さえに合わせます。
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あとは角度を見ながらグッ!グッ!と青い部分を持ち上げていく。
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案の定、角度ゲージは目安にしかならなかったので、目視で確認しながら(笑)
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一発で90度出た時はラッキー!
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てなワケで金属板を曲げたい欲求は満たされた。

■次は樹脂板を曲げるマシーン(DIY)

アクリル板を熱して綺麗に曲げるマシーンの存在を知り、調べると約6,000円(ハンズマン店頭価格)・・・自作勢の記事を見るとかなり安価に出来上がりそう&簡単に作れそうなので作ってみた。
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材料は
・金属パイプ
・パイプホルダー
・板切れ
・ニクロム線
・ガラスチューブ
・電源
半分ぐらいは工場に転がってそうだなぁ(笑)

アルミパイプは・・・
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あった。
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板切れは・・・
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取り放題。
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電源も、ある。
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追加購入はパイプホルダーと、
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ニクロム線と、
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シリコンガラスチューブと、
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温度調節できそうなボリュームスイッチ。
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これがあればニクロム線の長さを調節したりだの、面倒な調整作業が省略できそう。

パイプを切って、ホルダーで保持して、
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ガラスチューブにニクロム線を入れて電源繋ぐだけ〜
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基盤は仮固定なのでそのうち何とかします。たぶん。

温度を測りながらボリューム調整して、
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アクリル板を押し当てて、
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ぐにょ〜んと。

少し温度が高くて白濁してしまったけど、まあまあなんじゃないの?
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これで樹脂板を曲げたい欲求も満たされた。

はぁ・・・溶接機欲しいなぁ(笑)
ラベル:Team物欲 DIY doa
posted by ないちん工場長 at 23:54| Comment(2) | 作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月16日

地球と濃厚接触し、よく動き、よく食べる

ネットを開いてもテレビをつけても、人との会話でもコロナコロナと新型コロナウイルス(covid-19)の言葉から逃れる事ができない。そんな中、せっかく当ブログを見に来てくれた方へまたもやコロナの文字をお見せするのは申し訳ない気持ちで一杯だけど、数年後にこのブログを読み返した時に(するかな?w)あー、そんなこともあったよねーと懐かしい気持ちになればと、あえて触れてみた。

未知のものへの恐怖があるのは理解できるけど、インターネットの普及等により何でも知りたい情報が手に入る(と錯覚している)情勢が、それをより一層加速させているような気もする。この世の中、気にし過ぎたら生きていけないぐらい危険なもので溢れかえってるでしょうに。無事なのはたまたまセーフってだけ。生きてるだけで丸儲けなのです。えーと、何の話だっけ・・

で、ウイルスの蔓延を阻止するために様々なイベントや施設などが休止・中止・延期・自粛となっていて、自転車系イベントも多分に漏れず規模の大きなものからそんな状態に。エイドステーションが設置されるようなものは厳しいですよね、みんな素手で食べ物に手を突っ込むし(笑)

そんな鬱々とした空気を払拭すべく立ち上がったのが、阿蘇の自転車系イベントBBQにこの人あり!のカルキフーズ・軽木さんと、もはや説明の必要もないコルナゴ部長・中尾さん。ショップイベントとまでは行かないぐらいの規模で、かる〜くワイワイとサイクリングしましょうよ!的なコンセプトで大藪サイクルへ集まった物好きたち(オイ
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ブリーフィングを経て、軽木さん率いる「ゆるポタチーム」と、中尾さん率いる「ワイン畑見学チーム」とに振り分け。昼食は、予約してある菊鹿ワイナリーのレストランに集結する感じで。


最初は「ゆうかファミリーロード」を使って水辺プラザかもとの方へ移動し、そこからワイン畑の方へ。
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ワイン愛に溢れる中尾さんの濃密な解説とともに、快適かつ自然豊かなロケーションの中をサイクリング。
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そしてあの有名な、高品質で高評価の菊鹿ワインの代名詞ともなるブドウの産地、五郎丸区へ。
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うろ覚えかつ、初めてやったポーズなので手がカンチョーになっとるわw


そこから、畑特有のアップダウンを繰り返し、五郎丸のカベルネ畑へ。
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事前に中尾さんが許可をもらってはいたものの、偶然にも生産者の方がいらっしゃって色々と話を伺う事ができた。
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この手入れされ美しく整ったブドウの樹は樹齢20年超だそう。ヴィエイユ・ヴィーニュまであと10年。シランケド

お次はナイトハーベスト(夜収穫)でお馴染みの?小伏野・シャルドネ畑へ。
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ここでも中尾さんのワイン愛が炸裂し、ナイトハーベストとは?をじっくり説かれる。

少し下って小伏野地蔵様を拝み、昼食会場の菊鹿ワイナリーを目指す。
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の前に、少し時間に余裕があったので相良観音へ寄り道
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からの、菊鹿ワイナリーへ到着!
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ワイナリーでは、さっき見てきた畑で獲れたブドウで造られたワイン・・・の空き瓶を拝ませてもらって(何のプレイだ?
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いざ尋常に、昼食!ファイッ!
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オーダーは、メインプレートをビーフ・ポーク・チキンの3種から選んだらあとはビュッフェのスタイル。

メインプレートが来る前に満腹になるのだけは避けたいので、1ターンで我慢。
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そして待望のメインプレート。
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せっかくならと、ビーフ(味彩牛グリル・赤ワインソース)を選択。ビュッフェ込みで2,970円

絶妙な焼き加減で、肉の旨味を最大限に引き立てる赤ワインソースも最高に良い仕事してる!これは美味い!きっとお酒も進むことでしょう(ワタシは超絶下戸でございます)。
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午後は思っていた以上にみんな満腹になってしまったようなので、あまりがっつり走らずにゆるっと行こうという事になり、「やたにけいこくからくらたけりんどうの方へ回って帰ってきましょうかね」という謎の暗号が中尾さんと1008さんの間で取り交わされた模様。
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アップとダウンしかない山道を、パンパンに張ったお腹と戦いながら進む。体は苦しいけどルートは快適(交通量的な意味で)。満腹な上に最近あまり走ってないのもたたって、苦しくはあったけど強度はあまり高くなかったように思う。

中尾さんのホームコースを存分に堪能したのち、中尾さんはそのまま帰路へ。我々は大藪サイクルへ戻る途中に、映えスポット「切通し(きりとおし)」へ立ち寄り。
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そこからは壮絶な向かい風と戦いながら大藪サイクルへ到着!
軽木さん、中尾さん、大変お世話になりました。
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帰りに“わらじや”の肉ごぼう天うどん大盛をチャージしてグルメもシメ!
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posted by ないちん工場長 at 23:02| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月06日

テンショナストッパ(原文ママ)を作る

4月のイベントに備え色々と準備が必要な中、そもそものバイク本体が調子悪いと話にならないので色々と相談へ。もちろんDune Moto(デューンモト)へ。

でゅ「タペットクリアランスは一度見ておいた方がいいよ」とアドバイスをもらい、さっそくチェック。
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規定値に収まってるやん!と思っていたら、サービスマニュアルを見間違っていてだいぶズレてた事が判明!でゅ〜んさん、ご指摘ありがとうございました。

タペットクリアランスを調整するにはカムシャフトを外す必要があり、
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そうするには専用工具を使ってカムチェーンの張りを緩めないといけないみたい。

テンショナストッパ 070MG-0010100

ほ〜、そんなのがあるのか。工具好きとしては物欲がジワジワと湧いてくる。

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はぁ!?無理無理!14,000円も出せねぇよ。

その工具の画像と、使う場所の画像を見てみると、あまり複雑ではなさそう。
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手持ちのマイナスドライバーを入れてみると、問題なく回る。回すとバネの力で押し戻される手応え。ふむふむ、これが戻らなくなればいいのね。
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マイナスドライバーの先端形状だとあまり深く入らず、回したあとにもう一段階押しこむのが難しそうなので、グラインダーでフラットに。
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次はストッパーの製作。まずは高精度の設計図から。
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手持ちの端材を旋盤で切り出して、
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フライス盤で突起を成形。
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固定用ネジのタップを切って、
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完成!
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じゃなくて、突起を設計図通りの9mm幅に手直し。
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うん、ピッタリ!
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ちゃんとイモネジ用の受けも削っておいたので、
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そこへネジネジ
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完成!
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なかなかのオリジナル感(笑)
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動作はこんな感じ(音声なし)


ちゃんと実用に耐え、快適作業でした。
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special thanks Dune moto
ラベル:doa DIY 旋盤
posted by ないちん工場長 at 00:35| Comment(3) | CRF150R | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする