2015年11月24日

BOMA VIDEをdi2内装仕様に【その1】

〜あらすじ〜
自転車の変速機を従来のワイヤー式から電動式に交換しよう、でも「ないちん工場」はお膳立てされたアタリマエの方法でやる訳ないよね、だってマニュアルのない作業で苦労するのが楽しいんだもの。

〜前置き〜
シマノの電動変速システムは自転車フレームのタイプに合わせて3種類あります。

バッテリーや配線等全ての部品をフレームの外に装着する完全外装タイプ(正式名称ではありません)。
frame012.gif

バッテリーだけ外付けのセミ内装タイプ(正式名称では・・ry
frame013.gif

バッテリーまで含めて全てをフレーム内に収める完全内装タイプ(正式めry
frame004.gif

この[BOMA VIDE]は電動対応フレームではないので、当たり前の方法では前述の完全外装タイプしか選択肢はありません。しかし、現状はワイヤー式のフレーム内装タイプで見た目がすっきりしているのに、電動式にアップグレードして配線やらバッテリーやらがゴチャゴチャと外に付いて見た目がダウングレードしてしまうのはいただけません。なので、完全内装式を目指します。

とはいえ、問題はどうやってフレーム内に収めるか?シマノのマニュアルではBB部の空洞から配線を出して、そこで繋ぎ込んだのちジャンクションをフレーム内に収めるようになっています。
frame005.gif
以前の記事「内視鏡DEフレーム探索」で書いた通り、BBは完全密室でここからフレーム内にアクセスする事はできません。
snake007.jpg

フレーム内を調べてみると、下図のようにシートチューブの上部だけが行き止まりになっているだけで、BB周りは開通している事が分かりました。しかもフレーム内も仕上げが綺麗です。BOMAはいい仕事しています。さすが日本のメーカー(生産は中国でしょうけど)。
frame003.gif

なので、ガイドワイヤーを先に通してヘッド部から出し、そこに配線とジャンクションを繋ぎ込んでガイドワイヤーを引っ張り出すという手法をとります。
frame002.gif

完成予想図はこんな感じ。
frame001.gif

ちなみに、この方法はのむラボ日記というサイトの「ドリルがうなる」カテゴリーを参考にしました。内装化をしたくてこのサイトにたどりついたのではなく、前々からこのサイトの記事を読んで自分でも出来るかな?と挑戦しました。こちらのブログ、とても興味深く面白い内容が多く、手書きイラスト付きの解説も丁寧で分かりやすい、店主の非常にめんどくさい几帳面な性格が伝わってきます。こんな店が九州にもあればな〜と思います。

ここからは自分なりの方法です。ガイドワイヤーにステンレスワイヤー等を使ってしまうと、何度もフレーム内をギコギコしているうちに出入り口の穴やフレーム内部を削ってしまわないか?という心配があったので、柔らかくてかつコシのあるものを思い浮かべて電線にたどり着きました。
wire.gif

これをフレーム内に通して、
frame006.gif

引っ張る前に、一応仮組して長さ調節などをします。
frame007.gif

で、ガイドワイヤーと本チャンのdi2ケーブルを繋ぎます。この繋ぎやすさを考慮しての、ガイドワイヤーは電線チョイスです。
frame008.gif

拡大するとこんな感じ。
frame009.gif

が、この方法は失敗しました。グイッと引っ張って結び目が緩むと穴の中でT字になってしまい、一生穴から出られなくなってしまいます。なので、di2ケーブルとガイドワイヤーは軸がズレる事なくしっかりと接合する必要があります。
frame011.gif

出口の穴が6mm径に対し、di2ケーブルのコネクタ部の径が5mm。ガイドワイヤーとの接合は厚みが増さないようにかつ、しっかりと固定する必要があり、この部分はかなり悩んで時間がかかりました。
frame010.gif
が、何とこれも自転車部品で解決する事ができました。ブレーキアウターキャップです。絶妙なサイズで、そのままだとdi2コネクタがスッポリ。そしてガイドワイヤーの銅線を挟み込む事により、取り外すのが困難になるぐらい強固に接合できます。これだとどんなに引っ張ってもdi2ケーブルとガイドワイヤーは一直線を保ったままでT字になる事はありません。

結局、失敗と試行錯誤を繰り返し、フレーム内にdi2ケーブルとジャンクションを通す作業だけで丸一日掛かってしまいました。でもノウハウはしっかりと掴んだので、次回以降は30分程度で出来ると思います(が、依頼は受けません)。つづく
ラベル:自転車 修理 DIY
posted by ないちん工場長 at 23:28| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: