2018年06月11日

人吉DE鍛冶屋体験

4月に人吉に行った時、どうしても心残りだった鍛冶屋体験。水上村へ行く用事があったので、行ってきました。いや、鍛冶屋体験したいがために水上村での用事を入れたのかもしれない・・・

お邪魔したのは前回同様、「蓑毛鍛冶屋(みのもかじや)」さん。
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今回は店舗でもクラフトパークでもなく、工房の方です。

標準メニューは三徳包丁5,000円(右)、子包丁3,500円(左)。
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まずは「ハンマーがゴチーン!ゴチーン!と自動で往復するマシーン」の手慣らしに、練習用の端材?でゴチーンゴチーンの練習をします。それの材料を熱しているところ。
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熱した鉄を「やっとこ」のようなもので掴み、台にセットしてペダルを踏むと、ゴチーン!ゴチーン!となります。
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ある程度慣れたところで(恐怖心が薄れたところで)、本番に入ります。下ごしらえしているもの(鉄に鋼を挟み込んで、大まかな形まで作ってある状態)からのスタートで、チョークで線を引いて「ここからスタートしてこういう順番で叩いて行きますよ」と、丁寧にレクチャーしてくれます。
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熱して〜
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ゴチーン!ゴチーン!
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この工程は叩いて伸ばしながら形を整えつつ、厚みも調整するという極めて難易度の高いものなんですが・・・実はお父さん(9代目)がずっと誘導してくれているので安心です(笑)

熱しては叩き、熱しては叩きを繰り返して、
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水で濡らしたハンマーで叩いて、表面のススけた層(酸化鉄の被膜?)を叩き落とします。
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はい、やって!とバトンタッチされ、自分でもパキーン、パキーン!と。
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それをすると急に包丁感(って何だw)が出てきます。
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作業前の状態と比べるとこんな感じ。
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歪みなどの微調整は若き10代目にやってもらいました。
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それから、ベンチグラインダーで「包丁の形」を成形していきます。まずはレクチャーを受けて、
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はい、バトンタッチ。
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最終的にはプロが仕上げてくれるので、安心してギュイイイィ〜ン!できます。
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そう、あくまでも体験なのです。極めて冷静に分析すると、「プロが製作している途中の全ての工程で、いらんこと邪魔してる」ってのが正直なところ(笑)

成形が終わると、焼き入れ&焼き戻しをして仕上げに入って行きます。
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狙った温度まで上げて、油に浸けて冷却したりします。ここは赤く熱された色で温度を判断したりするので素人では絶対に無理で、10代目もまだわからないそうで、お父さんにしてもらってました。


重ね合わせてある軟鉄と鋼の引っ張り合いで歪みが出るので、ハンマーで叩いて調整するそうです。
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ここから刃を作っていく工程。回転砥石に水を掛けながら、シノギを削っていきます。まずはレクチャーから。
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刃の部分になる鋼を露出させるように削るというイメージでしょうか。あの銀色の部分です。ちなみに、半分ぐらいまで埋まって?いる鋼の部分がある限り研ぎながら使い続けられるそうです。

はい、バトンタッチ。
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仕上げはちゃんとやってくれるので安心。
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長年蓄積した砥石と鉄粉が積もって鍾乳洞みたいになってます。

最後に、砥石の使い方を習って終了(これもちゃんと仕上げはプロが)!
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名前を入れられますけど、何にします?って聞かれたので、即答で。
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9代目と10代目が共同作業で。なんかすみません(笑)
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完成!
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ちゃんと箱に入れて、
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包装してもらえるので、職質対策もバッチリです!
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これだけ付きっきりで丁寧にレクチャーしてもらえて(およそ1時間半)、立派な包丁も持ち帰る事ができて5,000円って・・・安すぎじゃないでしょうか。

ラベル:工具
posted by ないちん工場長 at 23:32| Comment(2) | 作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

MTB積載アダプター作成

ただ単に積載するだけなら、MTBであってもホイールすら外さずにそのまま載せられるんですが、車中泊をするとなれば話は別。横向きにして、荷室前方にギュッと詰めて積載する必要があります。ロードバイクはいつもそうやっているんですが、MTBではフロントフォークの寸法が違うので新たに作ります。

フロントフォークを固定する部品は「エリーゼのために...サイクルキャリアを。」の時に作ったノウハウがあるので、それを思い出しながら少し違った手法で作ります。

フロントホイールの寸法を測れば自ずとフロントフォーク固定具のサイズと形状が導き出せます。
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まずはカラーの製作から。アクスル径の15mmのドリルは持っていないので、一旦14mmで開けて、
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中ぐりバイトで15mmまで広げていきます。
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そして適当に形を整えて、
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完成
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んで、今回は手すりパイプ用の資材を利用します。
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びっくりしたのが、固定金具の方の精度が悪く、カラーが浮いて隙間ができています(汗
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マジか・・・

まあ、幅さえ合えば使えなくもないので、そのままいきます。間にアルミパイプを入れて完成。
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寸法もピッタリ100mm!
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まあ、測ってパイプを入れたので当たり前ですけど・・

当然、フロントフォークにもジャストフィット!(当たり前〜)
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さて、これをどうやって車載に持って行くかと言うと、出ました!ミノウラのあの部品!
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そのままではフィットしないので、間に一枚アルミプレートを入れます。皿ビス用に座ぐったり、タップを切ったりして、
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プレートができました。
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増し締めしにくい場所なのでネジロック剤を塗って、
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プレートを取り付けました。
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それを先ほど完成したアダプターを取り付けて、完成。
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固定するイメージはこんな感じ。


車の方には、普段隠れる場所に手すりパイプを取り付けました。
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これで横方向への柔軟な移動ができるようになります。

ワンタッチのバックルなので、取り外し&移動も楽々。
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ロードとの積載も干渉なく成功!これで車中泊もバッチリ!
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ラベル:MTB 旋盤 DIY
posted by ないちん工場長 at 00:55| Comment(2) | 作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月17日

タンカンなカンタンスタンド

よほどの事がない限り、自転車に乗ったら帰宅後すぐ洗車を心がけている。そんな時、簡単に自転車をぶら下げる事ができると、とても楽だ。

メンテナンススタンドは持っているけど、洗車の時は水を掛ける事も多いので後処理が面倒くさい。日曜大工の端材も山ほどあるけど、やはり水を掛けるのを考えるとNG。水掛けっ放しで放置しても良くて、重量と剛性が確保できるもの・・・あるじゃない、単管パイプが!単管パイプはホームセンターによっては雨ざらしで置いてあるので耐久性は信頼できる。パイプはガレージ内フレームを組んだ時の余りがあるので、金具類を買い足して適当に作ってみた。

「単管 自転車スタンド」や「単管 メンテナンススタンド」で検索すると山ほどヒットするんだけど、ほとんどがサイクルラック的(自転車置き場)な物。自分の想像するものが見つからなかったので適当に脳内設計図に従って作ってみた。

といっても脳内イメージはこんなの
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出来上がったのはこんなの
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パイプの接合は、直交クランプと
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コーナーY継ぎ
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コーナーY継ぎの設置側にはタップを切ってアジャスターを仕込みました。これで傾きを調整します。
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サドルを引っ掛けるパイプには滑り止め&傷防止の目的でスポンジをタイラップで固定。
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終端部は脱落防止の為にスポンジを二重巻きして「かえし」を付けました。
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実際にぶら下げるとこんな感じ
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29インチのMTBでも問題なく使え、寸法もバッチリ!(テキトーにやったのにw)これは洗車が捗りますな!

【レシピ】※全て税込
コーナーY継ぎx1個=998円
直交クランプx1個=148円
単管パイプ1.5mx2本 745円x2=1,490円
単管キャップ 45円x4個=180円
アジャスター=200円ぐらい
スポンジ=物置の肥やし=プライスレス
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合計3,016円(コメリドットネット調べ)

【材料寸法】
1300mmx1、375mmx1、500mmx2
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【使用工具】
ノコギリ
17mmレンチ
+ドライバー(もしくは六角レンチ)
※全て100円ショップで揃います。もちろんうちは違うけど
ラベル:MTB DIY 自転車 工具
posted by ないちん工場長 at 10:19| Comment(0) | 作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月25日

マップケース制作

要約すると、「工場長が本気出してブルベの準備をした結果、こんなん出来ました!」です。

まずはブルベとは何ぞや?という所から説明せねばなるまい。ブルベとは、意識高い系サイクリストが常識では考えられない距離を既定のチェックポイントを回りながら制限時間内に少ない休憩と少ない睡眠で走ってウェーイ!とする意識高い系競技です(出た事がないので想像で書いてます)。

いきなり本番!はちょっと不安・・・という人の為に、熊本が誇るブルベの凄い人「リーフさん」が年に一度「なんちゃってブルベ」という体験イベントを開催してくれます。
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それに出ちゃおう!という話です。実は去年もエントリーしたんですが体調不良でDNS。今年こそは!

で、そのリーフさんのブログによると

ブルベでは主催者から公開されたキューシートを読み進めながら走ります。
(中略)
また主催者からはキューシートの他、ルートラボやカシミールを用いたGPSデータを提供しています。そのGPSデータをGARMIN等のGPS機器に取り込み、ルートを表示させながら走る方も居られます。これがだんだんと主流になりつつありますが、GPS機器の故障や電波を拾わないトラブルはもちろん、GPS画面では分からない周辺の情報がキューシートには記載されていますので、GPSだけに頼らず併用もしくはキューシートを読みながら走る事に日頃から慣れておくことは、ブルベを走る重要なスキルでもあります。
ブルベは準備の時からもう始まっています。
自分が走りやすい工夫するものブルベの楽しみの一つです。


との事。
最新の超高級ガーミンを購入したにもかかわらず、道に迷う輩も世の中にはいるので(俺だよ俺)、キューシートというシステムは非常にありがたい事この上無し!マジで!

そのキューシートを収めるマップケースを作ります。しかし、ハンドル周りはごちゃごちゃさせたくないという美学があるので、すっきりスマートに収めたい。まあ、アナログな方法でマップを取り付ける限りどうやったってごちゃごちゃなるんですが、「それどこで売ってるの?」を目指します。

頭の中でボヤッとしたイメージを抱きつつハンズマンをウロウロすると、使えそうなケースを発見。
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透明度もなかなかのもの。
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そして何となく素材を選ぶ。この時点でまだボヤッとしたイメージしかありません。というか、最初から最後まで設計図というものは無く、試行錯誤しながら手探りで進めます。
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上蓋は固定バーを2本。
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本当はリベットナットを打ち込みたかったんですが、工具が入らなかったので普通のナットとして使用。

下側のメインケースはマップの巻き取り機構を作ります。
ツマミは滑らないようにローレット加工をしました。
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これが今回のメインイベント!ローレットホルダーを購入して以来、一度も使った事が無かったのでやってみたかったのです(笑)

それとジュラコンでプーリーを削り出し、
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アルミシャフトへ圧入。
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グロメットを通して本体へ装着。ツマミの反対側は袋ナットで固定。
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プーリーを繋ぐバンドはオーディオ修理の際に使ったゴムベルト代替品を利用。

ハンドルへの固定はエリーゼ用サイクルキャリアを作った時に使用したミノウラのスペースマウントと、
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適当なL字アングルを使用。
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取り付けるとこんな感じ。
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これにマップを巻いて〜
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完成!
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なかなかイイ感じではないか!


あとは反射ベストを揃えればブルベ装備コンプリート。






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これでどうだっ!(笑)
Proviz反射ベスト。

なぜかAmazonではクッソ高いけど、大藪サイクルで日本正規品を注文すれば8,000円+税で購入できます。
posted by ないちん工場長 at 22:57| Comment(2) | 作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月05日

ヘッドワンポンチを作ってみた

オートバイで言うところの、ステムベアリングレースを自転車ではヘッドワンと呼びます。

最近入手した中古の自転車を整備しているうちに、あれもこれもと欲が出て、この際一度経験しておこうとフルオーバーホールをする事に。初めてする作業という事は、それすなわち「持ってない工具」がどんどん出てくるという事態に。

普段なら、また工具を買わないといけないのかぁ、まいったなぁ(ニヤリ
となるところですが、自転車用の工具って「何でそんなに高いの?」というぐらいシンプルで高価なものが多い。ヘッドワンポンチはその最たるものではないでしょうか。

パイプの先を割いて広げて、その反対側は叩けるような構造にして6,000円!

これについてはみんなも同じ事を考えているようで、塩ビパイプで自作している人が多数いらっしゃいます。ないちん工場としてはそんな「普通のDIY」よりもちょびっとだけクオリティの高いDIYを目指します。

フライス盤を使って丁寧にスリットを入れていきます
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あの末広がりをどうやってつけるか?と周りを見回して、目の前にありました。フライス盤のハンドルに丁度良い大きさの球が付いていたので、そこに押し込んでグイッと。
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ハンマーで叩く部分はPOM(ジュラコン)で削り出しました。
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ステッカーを貼って完成!
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これをヘッドチューブの外したいワンの方から挿入して、
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奥まで入れると、末広がり部分が中で開いてワンの突起に引っかかります。
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あとはハンマーでゴチーンとするとワンが外れます。
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■かかった費用■
POM丸棒(直径30mmx1000mm 1631円)→40mm 65円
アルミ丸パイプ(直径25mmx1000mm 810円)→300mm 243円
ステッカー 0円
posted by ないちん工場長 at 23:06| Comment(0) | 作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする